DropTalk 6に、不具合の報告や要望などを寄せていただきありがとうございます。これらはブログのコメント欄、Facebook、メール、Messageなど色々なところで受け取っています。
返事ができないものがあったり、他の方とも共有したいので、現在こちらで把握して作業しているタスクリストを公開します。このリストに載っている問題をすべて潰すべく作業を進めています。
作業の優先順位は、致命的かどうかと、作業時間の見積もりをもとに決めています。
もしリストに載っていない不具合や要望がありましたら、どの手段でもいいのでお知らせください。追加していきます。
タスクリスト 2021年9月7日(バージョン6.0.8)
シンボル作成時に「ファイルから選択」を追加
カテゴリ:機能復活、新機能追加
キャンバス画面を編集するときや、ライブラリ画面でシンボルを追加するときに、デバイスに含まれているファイルを選択してシンボルを作成できるようにします。メニューに「ファイルから選択」という項目を追加します。
画像、音声または動画のファイルを選択できるようにします。
従来、ミュージック画面にあった「ファイルから選択」を拡張したものになります。
シンボルにおける動画の指定を画像から独立
カテゴリ:機能復活、新機能追加
現在、シンボルは「画像」と「音声」の組み合わせで構成されています。動画に関しては、画像の一種という取り扱いになっています。そのためシンボルに動画を設定すると、そのサムネイルが画像として使われています。
DropTalk 5では、動画を設定した後に画像を設定すると、サムネイルとは別の画像を使うことができました。これはイレギュラーな特別扱いでした。
これを、シンボルを「画像」「音声」に加えて「動画」を別に設定できるようにします。これにより、動画シンボルにサムネイル以外の画像を、明示的に設定できるようになります。
「フォーカスが当たったときシンボルを読む」が作動しないことがある問題の修正
カテゴリ:バグ修正
スイッチインタフェースの設定で、「フォーカスが当たったときシンボルを読む」という設定項目があります。これは、フォーカスが当たったときに、そこにシンボルがあればそれを読み上げるという設定です。視覚に障害があるユーザなどが使うことを想定しています。
この機能が作動しない、というバグ報告を受けています。これを修正します。
キャンバスリンク画面の問題をすべて解決する
カテゴリ:バグ修正、再現手順確立
キャンバスリンク画面で、まだいくつか問題の報告をいただいています。これをすべて修正します。ただ、こちらの環境で問題が再現できないものがいくつかあります。再現手順の確立を探っています。
キャンバスリンク画面の「キャンバスを読み込む」を機能させる
カテゴリ:機能復活
DropTalk 5のキャンバスリンク画面には、作成済みのキャンバスを取り込む、「キャンバスを読み込む(Import Canvas)」という機能がありました。これが、DropTalk 6では機能していません。これを復活させます。
キャンバスリンク画面で新しいキャンバスを作るとき、ルートキャンバスの言語設定を引き継ぐ
カテゴリ:機能改良
DropTalk 6では、キャンバスリンクされるそれぞれのキャンバスで、使用する言語を個別に設定できるようになりました。たとえば、漢字を使用しているキャンバスから、英語を使用しているキャンバスにリンクすることができます。
キャンバスリンク画面で新しいキャンバスを作るとき、今はデフォルトの言語設定を使うようになっています。これですと、たとえば英語のルートキャンバスを作っても、デフォルト設定が漢字の場合、リンクされるキャンバスは漢字で作成されてしまいます。
これを、ルートキャンバスの言語設定を引き継ぐように変更します。
ペアレンタルロック機能の復活
カテゴリ:機能復活、機能改良
DropTalk 5では、ペアレンタルロック機能がありました。使用しているユーザが少ないと判断して、削除しました。
ですが必要だという要望がありましたので、復活させます。いくつかの機能改良を予定しています。
スイッチインタフェースで、リンクジャンプしてから元の画面に戻ったとき、フォーカスの選択位置を保持する
カテゴリ:機能改良
スイッチインタフェース機能を使っているとき、シンボル上をフォーカスが移動します。シンボルにリンクが含まれている場合、次のキャンバスへリンクジャンプすることができます。ジャンプ先から元のキャンバスに戻ってきたとき、以前のフォーカス位置からフォーカス移動を再開するようにします。
スケッチシンボルをコピー/ペーストできるようにする
カテゴリ:バグ修正
DropTalk 6では、シンボルのコピー/ペーストができるようになっています。ですが、スケッチシンボルに対するコピーとペーストができません。これをできるようにします。
キャンバスリンク画面で、追加したキャンバスの名前を変更できるようにする
カテゴリ:機能改良
キャンバスリンク画面で新しいキャンバスを追加すると、0、1、2というように名前がつけられます。これを自由に名前を設定できるようにします。
ログ機能の復活
カテゴリ:機能復活、機能改良
DropTalk 5では、ログ機能がありました。これを復活させます。いくつかの機能改良を予定しています。
タイマーが終了したときの挙動を設定可能にする
カテゴリ:機能改良
複数のタイマーを含むタイマーキャンバスで、あるひとつのタイマーが終了したとき、考えられる挙動は以下のようなものがあります。
- そのまま停止する
- 終了画面を表示して停止する
- 終了画面を表示して停止して、一定時間経過後に終了画面を消す
- 終了画面を表示して停止して、一定時間経過後に終了画面を消して、次のタイマーに移動する
- 終了画面を表示して停止して、一定時間経過後に終了画面を消して、次のタイマーに移動して、開始する
どれにすべきかはいつも悩みます。実際に寄せられる要望を見ますと、色々な方が様々な用途で使っていますので、やはり、全部対応します。タイマーが終了した時の挙動を細かく設定できるようにします。
キャンバスが消える問題の調査、およびバックアップの作成
カテゴリ:バグ修正、再現手順確立、機能改良
DropTalk 6にアップデートしたらキャンバスが消えた、という報告をいくつかいただいています。大変致命的な問題と考えています。ですが、こちらで問題が再現できていないので、解決が難航しています。
まず大前提として、DropTalkのソースコードでは、ユーザが操作せずにキャンバスファイルを削除するコードはないです。ないはずです。ではなぜキャンバスが表示されないかというと、キャンバスの表示順序などを管理しているファイルがあります。このファイルが壊れているのではないか? と推測しています。
であれば、キャンバスは表示されないものの、ファイル自体は残っている可能性があります。そこで、バックアップ機能を実装したいと思います。バックアップをとってその中身を確認すれば、不具合を修正し、ファイル表示を復活させる可能性があります。
もう一つ考えられるのは、DropTalkが動作する環境が変わっている場合です。たとえば、Apple IDを変更したり、アプリの版(DropTalkとDropTalk教育法人向け)が変わったりした場合です。この場合でも、バックアップファイルをやりとりして復活できるようにします。
マイクでの録音時間のさらなる延長
カテゴリ:機能改良
マイク機能を使って音声を録音する場合、現在は最長180秒としています。要望がありましたので、これをさらに延長します。無制限としたいと考えています。
無制限の場合、ストレージ容量のチェックや、ヒストグラム情報の管理の対応などが必要になるので、その対応を行います。
また各種トリックプレイ(早送り、巻き戻し、シーク)にも対応したいと思います。
シンボルをタップしたときに振動させる
カテゴリ:機能改良
シンボルをタップすると、現在は音声を再生しますが、それに加えてデバイスを振動させる機能を追加します。これにより、視覚に障害のあるユーザも使いやすくなります。また振動をトリガーとして他のデバイスと連動させることができます。
シンボルの名前読み上げのときの問題の対応
カテゴリ:機能改良
音声を設定していないシンボルをタップしたとき、現在はシンボルの名前を読み上げるようになっています。ですが、漢字の名前を設定している場合しか対応していません。
これを、かな、および英語が設定されている場合も対応します。キャンバスの言語設定を尊重して名前を選択するようにします。