DropTalk 6.0.6をリリースしました。お手数ですが、バージョンアップをお願いします。
- iOS標準のアクセシビリティである、スイッチコントロールで操作できるように対応
- iOS標準のアクセシビリティである、画面表示の反転(スマート)に対応
- DropTalkのスイッチインタフェースで、キーの割り当てを行うとき、Enterキーが使えなかった問題の修正
- シンボルにテキストを設定する時、すでに音声が設定してあればそちらを使うように修正
- シンボルにマイクで音声を設定する時、すでに画像が設定してあればそちらを使うように修正
- ミュージック画面で、アートワークを画像として使用を指定するための設定を追加
- シンボルにミュージックを設定する時、アートワークを画像として使用しないときは、すでに設定してある画像を使うように修正
- ストア画面で、キャンバスの試用を選択するとクラッシュする問題の修正
- フルスクリーンモードに初めて遷移するとき、解除の仕方を表すアラート画面を出すように対応
修正した内容をまとめた、動画を作成しました。よろしければ、こちらもご確認ください。実際の画面動作付きですので、わかりやすいと思います。
動画のテキスト書き起こしは、以下になります。
動画:DropTalk 6.0.6の修正項目
こんにちは。HMDTの木下です。DropTalkの開発をしております。
DropTalk 6ですが、不具合が発生しておりご迷惑をおかけしています。申し訳ありません。
本日、最新バージョンである6.0.6がリリースされました。お手数ですがバージョンアップをお願いします。この動画では、6.0.6での不具合修正項目などをお知らせしたいと思います。
まず、スイッチインタフェースに関する不具合です。先日、別の動画でスイッチインタフェースに関する不具合のご報告をお願いしました。それを受けて、いくつかのご報告をいただいています。ありがとうございました。本当に助かっています。
修正項目の説明の前に、DropTalkのアクセシビリティ機能について、おさらいしておきます。DropTalkを使う時に利用されるアクセシビリティ機能は、大きく2つに分けることができます。1つは、DropTalkが独自に実装しているもの。もう1つは、iOSがシステムの機能として提供するものです。
DropTalkの独自実装には、スイッチインタフェースに加えて、スクリーンスイッチや視線入力などがあります。これらはDropTalkが、自前でプログラムを書いて実現しているものです。
そしてiOSのシステムが提供しているものとは、あれです。iOSの設定画面に、アクセシビリティっていう項目がありますよね。そこから利用できるものです。ここにスイッチコントロールも含まれています。これらはシステムワイドで利用できるもので、アプリ側で少し作業すれば対応となります。
で、DropTalk 6なのですが、このiOSのシステムのスイッチコントロールへの対応が、抜けていました。これは、完全に忘れてしまっていたもので、ほんっとうに申し訳ありませんでした。コメントでご指摘いただくまで気づきませんでした。技術的な難しさで言えば独自対応の方がずっと上なので、「スイッチのトラブル」というと独自のものだとばかり考えていました。独りよがりの思い込みは大変危険だ、ということがよくわかりました。
バージョン6.0.6では、このiOSが提供するスイッチコントロールへの対応を行いました。キャンバスの選択画面や、各種キャンバスを開いた画面で、スイッチコントロールを使った操作ができるようになっています。
あと、画面表示の「反転(スマート)」にも対応していたりします。これは、画面の色の反転を行う時、シンボルの画像など反転させたくないものを除外する機能です。
続いて、DropTalk独自実装側の修正です。スイッチインタフェースの設定画面で、キーの割り当てを行うところがあります。それぞれの操作に対応するキーコードを設定するのですが、ここで「Enterキー」を使うことができませんでした。その修正を行なっています。
次はシンボルの設定に関するものです。DropTalk 6では、ボタンにシンボルを設定する時、その画像と音声を独立して取り扱うことができるようにしています。たとえば、画像はライブラリにある標準シンボルを使って音声をスピーチで読み上げるとか。画像はテキストにして、音声はミュージックを使うとか。組み合わせは自在です。
これらのうち、一部の組み合わせで不具合がありましたので、これを修正しました。6.0.6からは、意図通りに組み合わせできると思います。
ちなみに、どの項目が、画像と音声のどちらを使うかは、微妙に異なります。簡単に紹介しましょう。
まずライブラリから標準シンボルを設定する時。音声と画像の両方が設定されます。
カメラ、フォトライブラリ、スケッチを設定したときは、画像のみ設定されます。音声は、前の設定がそのまま残ります。
マイクとスピーチを選んだ場合は、音声のみ設定されます。画像は前のやつが残りますね。
テキストは少しだけ特殊です。まず画像は設定されます。音声は、以前の音声の設定がなにもない場合、テキストの読み上げ、スピーチですね、が設定されます。音声がある場合は、それをそのまま使います。
あと、ミュージック。ミュージックは、音声は設定されます。画像は、アルバムのアートワークが使えるのですが、これを明示的に使う/使わないを指定できます。使うにすれば、アートワークを使ったシンボルができますし、使わないにすれば、以前の画像をそのまま使います。
他にもいくつか修正項目があるので、ご確認ください。
繰り返しになりますが、DropTalk 6の不具合申し訳ありません。
技術的な話なのですが、DropTalk 5は限界でした。10年に渡ってバージョンアップと機能追加を繰り返してきたので、これ以上の改良も修正もできず、開発中止もやむなしの状態に追い込まれていました。それをすべて見直して、新設計で作り直したのがDropTalk 6です。これが次の10年のための下地になります。不具合の修正と、バージョン5の機能との互換を取り戻せば、いままで以上の使い勝手と、さらに長期にわたるアプリの提供が可能になります。もう少しだけ、お付き合いください。
Droptalkを長年使用させていただいております。
アップデート後の機能についていくつか質問があります。
1.前バージョンにあった「ファーストシンボル」の設定が見つけられないのですが
機能としてなくなったのでしょうか?
2.同じく全バージョンでは音声ファイルを使用する場合にiOSの「ファイル」から保存された
音声ファイルを選択できたのですが、その機能もなくなったのでしょうか?
3.キャンバスリンクの機能でいくつかリンクさせて保存後に、親となるキャンバスの内容が
消えてしまう現象がありました。
最新版にアップデートして使用しています。
以上にご回答いただけるとありがたいです。よろしくお願いいたします。
ご報告ありがとございます。
> 1.前バージョンにあった「ファーストシンボル」の設定が見つけられないのですが機能としてなくなったのでしょうか?
「ファーストシンボル」の名称は、初見で分かりにくいとの意見があったので変更しました。
「開いた時に読み上げ」という名称になっています。「開いた時に読み上げ」が、ファーストシンボルと同じ機能を果たします。
>2.同じく全バージョンでは音声ファイルを使用する場合にiOSの「ファイル」から保存された音声ファイルを選択できたのですが、その機能もなくなったのでしょうか?
DropTalk 5では、ミュージックシンボルを追加する時に、ローカルにあるファイルから選択することができました。
DropTalk 6では、この機能を拡張して、シンボル作成時のメニューに「ファイルから選択」を追加します。これにより、ローカルにある画像ファイルや音声ファイルを指定して直接シンボルを作れるようになります。
リリース直前でこの機能に問題がみつかり、一時的に隠してあります。近日中に復活する予定です。
> 3.キャンバスリンクの機能でいくつかリンクさせて保存後に、親となるキャンバスの内容が消えてしまう現象がありました。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。バージョン6.0.7をお試しください。キャンバスリンクに関するいくつかの問題を修正しています。
Droptalkを長年使用させていただいております。
新バージョンの機能についていくつか質問があります。
1.前バージョンにあった「ファーストシンボル」の機能はなくなったのでしょうか?
2.前バージョンでは音声ファイルをiOSの「ファイル」アプリから追加できたのですが
こちらも機能がなくなったのでしょうか?
3.キャンバスリンクでいくつかリンクさせた後、保存するとリンクの親キャンバスの内容が
消えることがあります。
以上についてご回答いただけるとありがたいです。
よろしくお願いいたします。
いつもありがとうございます。
バージョンアップ致しましたが、やはりiPadProでのスピーチ読み上げ操作が不可能なままです。
再生ボタンを押しても音声が出ないままです。また編集を終えて画像をタップしてみても音声が出ません。
何か今までとは違う必要な設定があるのでしょうか。
新しくオリジナルのキャンバスを作りたいのですが操作出来ずです。私が不慣れな部分もありますのでアドバイスいただけるとありがたいです。
ご確認お願いいたします。
新しいdrop talkへの移行&修正、本当にお世話をおかけします。
スケジュールの印刷について、複数ページになると、2ページ目以降が印刷されません。
旧バージョンとは違って、新たな印刷設定が必要なのでしょうか。