月別アーカイブ: 2021年8月

DropTalk 6.0.7公開

DropTalk 6.0.7を公開しました。お手数ですが、アップデートをお願いします。

以下の修正が含まれます。

  • キャンバスリンク画面で、新規キャンバスを作成してすぐにリンクを接続し、そのまますぐに編集したときに、編集結果が表示されないことのある問題の修正
  • キャンバスリンク画面で、キャンバスのコピー/ペーストを行なったとき、キャンバスのIDが重複してしまい、リンクの接続に問題が発生する問題の修正
  • キャンバスリンク画面で、新しいキャンバスを追加したとき、すでにあるキャンバスにぴったり重なってしまう症状への対応
  • テキストで、フォントに「システムデフォルト(太字)」を選択した時に反映されない問題の修正
  • AirDropでキャンバスを受信したとき、キャンバスを開いていると表示に反映されない問題の修正
  • プラン購入時に、無料体験期間付き月額課金の購入できないことのある問題の修正
  • キャンバスの不具合報告機能の追加

キャンバスリンクで、編集結果が反映されないことがある問題を修正しました。この問題、ご報告をいただいてから再現テストを行っていたのですが、稀に再現するものの、100%確実な再現手順を確立できず難航していました。

最終的に確立された再現手順は、

新規キャンバスを作成する
→キャンバス画面を開く
→キャンバス画面内部で新規キャンバスを作成する
→ルートキャンバスから新規キャンバスにリンクを接続する
→新規キャンバスを編集する
→新規キャンバスの編集を完了する
→編集結果が反映されない

でした。途中の手順を省いたり、余計なものが入ったりすると不具合が起きません。この手順を確立できたので、修正を行うことができました。

また、キャンバスの不具合報告機能を追加しました。キャンバスを開いた画面にあるアクションメニューに、「キャンバスの不具合を報告」という項目が追加されています。

これを選択しますと、不具合のレポートともに、キャンバスを直接サーバにアップロードすることができます。メールアプリの起動などは必要ありません。

キャンバスを開いた時に不具合のある方は、これでご報告いただけると助かります。

DropTalk 6.0.6リリース

DropTalk 6.0.6をリリースしました。お手数ですが、バージョンアップをお願いします。

  • iOS標準のアクセシビリティである、スイッチコントロールで操作できるように対応
  • iOS標準のアクセシビリティである、画面表示の反転(スマート)に対応
  • DropTalkのスイッチインタフェースで、キーの割り当てを行うとき、Enterキーが使えなかった問題の修正
  • シンボルにテキストを設定する時、すでに音声が設定してあればそちらを使うように修正
  • シンボルにマイクで音声を設定する時、すでに画像が設定してあればそちらを使うように修正
  • ミュージック画面で、アートワークを画像として使用を指定するための設定を追加
  • シンボルにミュージックを設定する時、アートワークを画像として使用しないときは、すでに設定してある画像を使うように修正
  • ストア画面で、キャンバスの試用を選択するとクラッシュする問題の修正
  • フルスクリーンモードに初めて遷移するとき、解除の仕方を表すアラート画面を出すように対応

修正した内容をまとめた、動画を作成しました。よろしければ、こちらもご確認ください。実際の画面動作付きですので、わかりやすいと思います。

動画のテキスト書き起こしは、以下になります。

動画:DropTalk 6.0.6の修正項目

こんにちは。HMDTの木下です。DropTalkの開発をしております。

DropTalk 6ですが、不具合が発生しておりご迷惑をおかけしています。申し訳ありません。

本日、最新バージョンである6.0.6がリリースされました。お手数ですがバージョンアップをお願いします。この動画では、6.0.6での不具合修正項目などをお知らせしたいと思います。

まず、スイッチインタフェースに関する不具合です。先日、別の動画でスイッチインタフェースに関する不具合のご報告をお願いしました。それを受けて、いくつかのご報告をいただいています。ありがとうございました。本当に助かっています。

修正項目の説明の前に、DropTalkのアクセシビリティ機能について、おさらいしておきます。DropTalkを使う時に利用されるアクセシビリティ機能は、大きく2つに分けることができます。1つは、DropTalkが独自に実装しているもの。もう1つは、iOSがシステムの機能として提供するものです。

DropTalkの独自実装には、スイッチインタフェースに加えて、スクリーンスイッチや視線入力などがあります。これらはDropTalkが、自前でプログラムを書いて実現しているものです。

そしてiOSのシステムが提供しているものとは、あれです。iOSの設定画面に、アクセシビリティっていう項目がありますよね。そこから利用できるものです。ここにスイッチコントロールも含まれています。これらはシステムワイドで利用できるもので、アプリ側で少し作業すれば対応となります。

で、DropTalk 6なのですが、このiOSのシステムのスイッチコントロールへの対応が、抜けていました。これは、完全に忘れてしまっていたもので、ほんっとうに申し訳ありませんでした。コメントでご指摘いただくまで気づきませんでした。技術的な難しさで言えば独自対応の方がずっと上なので、「スイッチのトラブル」というと独自のものだとばかり考えていました。独りよがりの思い込みは大変危険だ、ということがよくわかりました。

バージョン6.0.6では、このiOSが提供するスイッチコントロールへの対応を行いました。キャンバスの選択画面や、各種キャンバスを開いた画面で、スイッチコントロールを使った操作ができるようになっています。

あと、画面表示の「反転(スマート)」にも対応していたりします。これは、画面の色の反転を行う時、シンボルの画像など反転させたくないものを除外する機能です。

続いて、DropTalk独自実装側の修正です。スイッチインタフェースの設定画面で、キーの割り当てを行うところがあります。それぞれの操作に対応するキーコードを設定するのですが、ここで「Enterキー」を使うことができませんでした。その修正を行なっています。

次はシンボルの設定に関するものです。DropTalk 6では、ボタンにシンボルを設定する時、その画像と音声を独立して取り扱うことができるようにしています。たとえば、画像はライブラリにある標準シンボルを使って音声をスピーチで読み上げるとか。画像はテキストにして、音声はミュージックを使うとか。組み合わせは自在です。

これらのうち、一部の組み合わせで不具合がありましたので、これを修正しました。6.0.6からは、意図通りに組み合わせできると思います。

ちなみに、どの項目が、画像と音声のどちらを使うかは、微妙に異なります。簡単に紹介しましょう。

まずライブラリから標準シンボルを設定する時。音声と画像の両方が設定されます。

カメラ、フォトライブラリ、スケッチを設定したときは、画像のみ設定されます。音声は、前の設定がそのまま残ります。

マイクとスピーチを選んだ場合は、音声のみ設定されます。画像は前のやつが残りますね。

テキストは少しだけ特殊です。まず画像は設定されます。音声は、以前の音声の設定がなにもない場合、テキストの読み上げ、スピーチですね、が設定されます。音声がある場合は、それをそのまま使います。

あと、ミュージック。ミュージックは、音声は設定されます。画像は、アルバムのアートワークが使えるのですが、これを明示的に使う/使わないを指定できます。使うにすれば、アートワークを使ったシンボルができますし、使わないにすれば、以前の画像をそのまま使います。

他にもいくつか修正項目があるので、ご確認ください。

繰り返しになりますが、DropTalk 6の不具合申し訳ありません。
技術的な話なのですが、DropTalk 5は限界でした。10年に渡ってバージョンアップと機能追加を繰り返してきたので、これ以上の改良も修正もできず、開発中止もやむなしの状態に追い込まれていました。それをすべて見直して、新設計で作り直したのがDropTalk 6です。これが次の10年のための下地になります。不具合の修正と、バージョン5の機能との互換を取り戻せば、いままで以上の使い勝手と、さらに長期にわたるアプリの提供が可能になります。もう少しだけ、お付き合いください。

スイッチインタフェースの不具合について

DropTalk 6で、スイッチインタフェースの不具合について報告をいただいています。スイッチインタフェースを使うことができない、という内容です。

この件、リリース直後からずっと調べているのですが、いまだ原因が特定できないです。正確にいうと、この不具合をこちらの環境で再現できないのです。

ですので、いまこちらでどのような検証を行なって、どのように動いているのか、を説明する動画を作りました。スイッチの不具合がある方は、この動画を見て、どういった不具合があるのかコメントいただけないでしょうか。または、スイッチを使っているけど特に問題のない方も、その旨コメントいただけると助かります。

DropTalk 6.0.5公開

DropTalkバージョン6.0.5を公開しました。お手数ですがバージョンアップをお願いします。

主な変更点は、以下の通りです:

  • バージョン5でベーシックバージョンを購入された方が、バージョン6で使用することができないことがある問題の修正

ベーシックバージョンを購入した場合のライセンスチェックプロセスで、チェックが正常に行われないことがあることがわかりました。ご迷惑をおかけしました。

DropTalk 6では、ベーシックバージョンは廃止されましたが、バージョン5でベーシックバージョンを購入した方はそのままお使いいただけます。

 

DropTalk 6.0.4公開

DropTalkバージョン6.0.4を公開しました。お手数ですがバージョンアップをお願いします。

主な変更点は、以下の通りです:

  • ビデオを再生するとき、一度停止するとプレイバックコントロールが表示されない問題の修正
  • マイクで録音するとき、最大の録音時間を180秒に変更
  • タイマー画面で、タイマー終了時シンボルが編集できない問題の修正
  • タイマー画面で、タイマー終了時にシンボルの音声が再生されない問題の修正
  • ライブラリ画面で、カテゴリにその中にあるシンボルの画像を表示するように対応
  • キャンバスリンクで、音声が設定されていないシンボルにリンクを貼ったとき、タップしてもジャンプしない問題の修正
  • キャンバスリンク画面で、キャンバスをドラッグしたとき、スクロール範囲が広がらない問題の修正

標準ライブラリのカテゴリに、フォルダの画像ではなくて、中に含まれるシンボルを表示してみました。これで中身がわかりやすくなります。