お待たせしました!
1年以上の開発期間をかけて、ついにDropTalk 6が公開できるところまでこぎつけました。これより、DropTalk 6のパブリックベータテストを開始します!
ベータテストとは、正式な公開の前に、多くのユーザの方に参加をお願いしてテストを行うものです。ベータ版のプログラムには、まだ不具合があることがあります。いち早く新機能を試したい方や、品質の向上に協力していただける方に、参加をお願いしています。
パブリックベータは、どなたでも参加できます。参加するには、下記のリンクを、DropTalkをインストールするデバイスでタップしてください。
DropTalk 6パブリックベータ:https://testflight.apple.com/join/IX6RMUB0
DropTalk 6教育法人向けパブリックベータ:https://testflight.apple.com/join/IpwxQPNO
それぞれ、「DropTalk」「DropTalk教育法人向け」アプリのベータ版となります。機能はまったく同じです。もし、いまお使いのアプリをベータ版と置き換えてテストしたい場合は、同じアプリのベータ版をお使いください。そうではなく、いまお使いのアプリはそのままにしておきながら、ベータ版を別途試したい場合は、別のアプリを選ぶことができます。
ベータ版のDropTalkは、Test Flightというアプリを使ってインストールされます。リンクタップ後に表示される手順に従って、Test Flightをインストールしてください。その後、DropTalkを使うことができます。(現在、「DropTalk教育法人向け」のベータ版は、審査中です。審査通り次第、公開となります。)
ベータテストは、7月25日までの予定です。ベータ期間が終了した後、正式版に引き継いで利用することができます。
DropTalk 6と新機能
DropTalk 6は、今までの使い勝手を引き継ぎながら、見た目と中身をすべて新しくしました。DropTalkは、バージョン5までは次々と新機能を追加しながら進化してきましたが、iPadやiOSなどはそれよりも速いスピード変化し続けています。DropTalkが、これからも最新の機能をキャッチアップしながら使い続けることができるように、徹底的なオーバーホールを行なったのが、DropTalk 6になります。
もちろん、新機能もたくさん追加されました。とてもたくさんの変更点があるのですが、特に注目して欲しいものを2つあげます。まず、新しいシンボルセットの採用です。DropTalk 6では、標準のシンボルセットとして、「CoCoシンボルセット」を搭載します。
CoCoシンボルセットは、これからのシンボルコミュニケーションを見据えて、新規に作成したシンボルセットです。モダンなデザイン、視認性の良さ、親しみやすさを兼ね備えたものになります。また、文化、ジェンダー、宗教などへの配慮を行い、どのようなバックグラウンドを持つ方でも違和感なく利用できるシンボルセットを目指します。
CoCoシンボルセットは、現在も鋭意作成中です。まだ数が足りないのですが、これからどんどん増えていきます。バージョン5以前をお使いの方は、引き続きDropsシンボルも利用できます。
もう1つは、トラッキング技術の採用です。待望の視線入力ができる様になります。それに加えて、顔の向きで操作を行うフェイストラッキングが行えます。これにより、肢体が不自由なユーザでも利用することができます。
その他の新機能は、こんな感じです。
DropTalk 6の主な新機能、変更点
全般
- 見た目を一新しました。
- メニューなどにアイコンを多数追加しました。
キャンバスの選択画面
- キャンバスのエッジを描画して、見やすくなりました。
- キャンバスファイルのカット/コピー/ペースト/削除に対応しました。
- キャンバスファイルの操作に対してアンドゥをサポートしました。
- キャンバス名の変更を同一画面で行う様にしました。
- キャンバスファイルの検索に対応しました。
キャンバス画面
- 画面下部にツールバーを設置しました。ツールバーに常に操作ボタンが表示される様になり、分かりやすくなりました。
- インスペクタを強化しました。
- キャンバス名を、キャンバス画面から変更できる様になりました。
- フルスクリーンボタンを、右上に常時表示する様にしました。
- シンボルボタンに対して、シンボル名の表示を個別に設定できる様になりました。
スケジュール画面
- 一つの予定に複数のシンボルがあるとき、タップしたシンボルから読み上げる様になりました。
- 時刻の設定時に、「前の時間の続き」を選べる様になりました。前の時刻とタイマーの時間を足したものを、時刻として設定できます。
タイマー画面
- すべての種類のタイマーで、シンボルを表示できる様になりました。これに伴い、シンボルタイマーは、リングタイマーに統合されました。
- タイマー終了時に鳴らす、サウンドの種類が増えました。
スケッチ画面
- スケッチキャンバスで、ページを追加できる様にしました。
シンボル
- 新しいシンボルセットである「CoCoシンボルセット」を採用しました。このバージョンより、CoCoが標準のシンボルセットとなります。前バージョンよりお使いの方は、引き続きDropsシンボルも利用できます。
- 標準シンボル読み上げ音声を、新規に録音しました。
- YouTubeシンボルを追加しました。YouTubeの動画を再生することができます。(ネットワークに接続できる環境が必要です)
- 教科書体フォントをサポートしました。テキストシンボルで、教科書体フォントを使うことができます。
- 游明朝体、游ゴシック体フォントをサポートしました。テキストシンボルで使うことができます。
- テキストシンボルで、フォントサイズを明示的に指定できる様になりました。
- テキストシンボルで、テキストおよび背景色で、標準を指定できる様になりました。これにより、現在のアピアランスモード(ダークモードか否か)により、適切な色が選択されます。
文章モード
- 文章ボタンを、画面下部に移動しました。文章の表示領域に近くなり、分かりやすくなりました。
- 文章は、一つのキャンバス内で、埋め込まれたキャンバスも含めて、1つとしました。これにより、キャンバスリンクでつながったキャンバス間のシンボルを、1つの文章で利用できる様になりました。
キャンバスリンク
- キャンバスリンク画面ボタンを、画面下部に移動しました。常に表示される様になり、分かりやすくなりました。
ストア
- ストアのキャンバスを、試用できる様になりました。ダウンロードする前に、キャンバスを確認することができます。
- ストアにあるキャンバスを検索できる様になりました。
設定画面
- 各種設定項目の説明を、アニメーションで行う様にしました。これにより、設定の効果が分かりやすくなりました。
アクセシビリティ
- 視線入力に対応しました。視線入力は、フルスクリーンモードでのみ利用することができます。(視線入力に対応したiPhone/iPadが必要です)
- 顔の向きで操作を行う、フェイストラッキングに対応しました。フェイストラッキングは、フルスクリーンモードでのみ利用することができます。(視線入力に対応したiPhone/iPadが必要です)
- スイッチインタフェースで、ページの移動、キャンバスリンク移動時に前のページへ戻る、動作に対応しました。
新機能の細かい紹介は、これから随時行っていきます。
では、ベータテストへの参加、お待ちしています!
待ってました!さっそくテストしてみますね!
また全国行脚の際は岐阜までよろしくお願いします!
よろしくお願いします!
〉新しいシンボルセットである「CoCoシンボルセット」を採用しました。このバージョンより、CoCoが標準のシンボルセットとなります。前バージョンよりお使いの方は、引き続きDropsシンボルも利用できます。
とありますが、初めてインストールするのがバージョン6の場合はDropsのシンボルは入っていないということでしょうか?
>とありますが、初めてインストールするのがバージョン6の場合はDropsのシンボルは入っていないということでしょうか?
はい。DropTalk 6から新規購入される方は、利用できるシンボルセットはCoCoのみとなります。
開発ご苦労様です。
「できマウス。」プロジェクトの町田です。
テスト環境:iPad 8世代 iPadOS 15.0beta2
1:フルスクリーン直後の説明表示時間が短く読み取れませんでした。バツで閉じるかはいかがですか?
2:外部スイッチ設定で”スペース“の場合、今までのように表示していただけませんか?空白ですと設定したかの判断に困るかもしれませんね。
3:スイッチモードでオートスキャンの際、選択後は一定時間の経過で、スキャン開始になりませんでした。
ごぶさたしております!
1. もう少し表示時間を長くしてみようと思います。フルスクリーンへの切り替えは、頻繁に行う動作となると考えますので、できるだけシンプルな操作にしたいです。ですので、閉じるボタンを実装することは、消極的です。
2. ご指摘の通りです。忘れていました。対応します。
3. オートスキャンのテストがおろそかになっていました。もう一回確認します。
今回トラッキングが追加されて、操作する方法がまた増えたので、テスト繰り返します。
大阪の岸和田支援学校の馬渕と申します。
DropTalk は京都のATACでパネル発表をさせて頂いた時にご一緒させていただき、それ以来注目させて頂いておりました。Droptalk6を出されるとの事、非常に素晴らしい事とお慶び申しあげます。
さて、私ごとでございますが発達障がい及びグレーゾーンの子どもの保護者に向けて只今、本を執筆させて頂いておりますが、Droptalk6を、その中でご紹介させて頂いても宜しいでしょうか?
先ずはお伺いまで、
益々のご活躍を期待しております。
お問い合わせありがとうございます。執筆中の書籍でDropTalkをご紹介いただけるとのこと、嬉しく思います。ぜひお願いします。特に許可などは必要ありませんので、よろしくお願いします。