第2回 ドロップスのシンボルとライブラリ画面【これからはじめるDropTalk】

ドロップスのシンボルとの出会い

DropTalkの一番の特徴は、何を言うにも、かわいいシンボルです! 親しみやすくて、色使いもコントラストが高くて識別しやすいし、絵柄の意味も汲み取りやすくアイコンとしてもバッチリです。

このページを読んでいるならご存知の方も多いと思いますが、このシンボルセットは「ドロップス」と呼ばれるものです。子供たちを支援する様々な機器を開発し続けている「Droplet Project」が、生み出したものです。

ちなみに、この子の名前はドロ太です。

start_dorota

ドロップスを搭載しているDropTalkも、このDroplet Projectからの依頼で始まりました。もう10年近く前になるのかな。iPhoneが登場して少し経った頃、iPadはまだ出ていないときでした。私たちの会社は、iPhoneが登場したと同時に全力でアプリ開発をやってまして。当時はまだ、アプリ開発に特化した会社はそんなになかったですね。そんなときに、Droplet Projectを名乗る方々からメールが届き、お話をすることになりました。

それが青木高光先生との出会いでした。熱く懸命にDropTalkの構想を語っていただいたのですが、当時の私は何の知識もないので、特別支援? VOCA? 絵をタップして音声を再生すればいいの? それだけ? と、まさにシンボル「わからない」状態でした。

start_cantunderstand

ただ、そのときにとても気になったのが、見せていただいたドロップスのシンボルです。このシンボル、かわいいじゃん。このシンボルを使ったアプリなら、面白いのが作れそうだなー。と、いう気持ちがムクムクと湧いてきて、依頼を引き受けることにしました。こうして、DropTalkのプロジェクトは始まったのです。

DropTalkでシンボルを探そう

さて、ここからはDropTalkでの操作の話です。

DropTalkには、ドロップスのシンボルが標準で搭載されています。その総数は724! 700以上のシンボルがあらかじめ使えるようになっています。

シンボルを探すには、ライブラリ画面を使います。ライブラリ画面は、タブからアクセスします。

start_library

シンボルは、いくつかのカテゴリで分類されています。ライブラリ画面で、背景が薄い角丸の四角になっているもの。これがカテゴリです。標準のカテゴリ階層は、次のようになっています。

start_hierarchy

こういった種類のカテゴリがあります。ちょっとのぞいてみましょう。「感情・感覚」カテゴリの中身は、こんな感じ。

start_emotion
幸せな顔、悲しい顔、怒った顔、なんかがありますね。

「基本動作」カテゴリは、こうです。

start_action

聞く、話す、見る、食べる、飲む、立つ、などなど。日常生活で使われる動作があります。

学校関係のシンボルが充実しているのも、ドロップスの特徴です。「教育・学校」カテゴリのシンボルには、こんなのがあります。

start_school_1 start_school_2

教室、図書室、体育館、といった学校の中の施設や、遠足、授業参観、運動会といった学校行事のシンボルがあります。

カテゴリの階層一覧を参考にして、お目当のシンボルを探してください。また、検索することもできます。名前は覚えているんだけど、あのシンボルってどこにあったっけ? といったときは、ライブラリ画面にある検索ボタン(虫眼鏡のアイコン)をタップします。

start_search

シンボル名を入力することで、検索できますよ。たとえば、「おなか」で検索してみましょう。

start_stomach

これで、縦横無尽にドロップスのシンボルを扱うことができますね!

 

DropTalkの入手方法は、こちらを読んでね

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です