ここでは、クラウドストレージを利用したキャンバスやシンボルの共有方法について説明します。
クラウドストレージを使った共有では、キャンバスとシンボルの両方を共有することができます。この共有を行うには、クラウドストレージサービスを提供する会社との契約やiOSの設定が必要です。DropTalkは、iCloud Driveを使った共有に対応しています。
クラウドサービスの設定については、『設定:クラウド』を参照してください。
iCloud Driveを使った共有
iCloud Driveを使うための設定を行うと、キャンバスの選択画面およびライブラリ画面に、iCloud Driveのフォルダが表示されているのを確認できます。
iCloud Driveフォルダへの移動やコピーは、DropTalkの通常のフォルダ移動の操作と同様に行うことができます。ドラッグまたはメニューボタン(…)により操作します。
注意点:カスタムシンボルの共有
クラウドストレージによる共有の際、対象にカスタムシンボルが含まれる場合、クラウドストレージに保存するカスタムシンボルは、オリジナルのシンボルである必要があります。メニューボタン(…)からカットまたはコピー、ペーストした複製されたカスタムシンボルでは、それを含むキャンバスで参照することができず、非表示となってしまいます。見た目は同じでも、複製したシンボルは、オリジナルとは別個のシンボルとして存在するためです。
異なるiOSデバイスの複数のキャンバス間で、同一のカスタムシンボルを参照したい場合は、ライブラリ内のクラウドストレージへは、オリジナルのカスタムシンボルを移動、保存してください。
この場合、移動の操作は、必ずドラッグにより行います。
ドラッグ移動による共有
ドラッグによるiCloud Driveへの移動では、移動対象のキャンバスやシンボルを、まず、iCloud Driveフォルダと同階層に揃える必要があります。キャンバスの選択画面(シンボルなら、ライブラリ画面)を編集モードに切り替えます。共有対象ファイルを同じ階層までドラッグにより移動させてから、iCloud Driveのフォルダ上へドラッグします。
iCloud Driveフォルダ内に、移動したキャンバスを確認できます。
メニューボタン(…)からの複製による共有
メニューボタン(…)からのキャンバスまたはシンボルの複製による共有は、フォルダやファイルの存在する階層を問わず、行うことができます。編集モード画面に切り替えます。共有したいキャンバスやシンボルをタップして選択した状態で、「メニュー」ボタン(…)をタップし、ポップアップメニューからコピーもしくはカットを選択します。
iCloud Driveフォルダを開いて編集モード画面に切り替えます。メニューボタンをタップして、ポップアップメニューからペーストを選択し、フォルダ内に保存します。
通常のフォルダと同様、iCloud Driveフォルダ内で直接、新規キャンバスの作成/編集も可能です。該当フォルダを開き、編集モード画面に切り替えて行います。
共有を受け入れるデバイスでも、同様にiCloud Driveの設定を行っておきます。この時、共有するデバイス同士で、同じApple IDを使うようにしてください。DropTalkを起動して、iCloud Driveフォルダを確認すると、共有したキャンバスを確認できます。
iCloud Driveアプリを使った確認
iCloud Driveで共有しているファイルは、標準の「iCloud Driveアプリ」でも確認することができます。iCloud Driveアプリは、iOSデバイスのiCloud Drive設定画面で、「ホーム画面に表示」スイッチをオンにすると、ホーム画面に表示されます。
iCloud Driveアプリを開くと、「DropTalkフォルダ」を確認することができます。
DropTalkフォルダを開くと、「#canvas」および「#library」というフォルダが作成されています。これらのフォルダにファイルが保存されます。これらのフォルダは、DropTalkでの共有を正常に動作させるために必要です。
さらに「#canvas」フォルダを開くと、キャンバスファイルを確認できます。キャンバスファイルには、拡張子が「.canvas」のファイルと、「.ecvs」のフォルダとがあります。
その他の共有方法へのリンク
キャンバスやシンボルの共有についてのその他の項目は、下記リンクより遷移してください。