DropTalkで使う基本的な用語には以下のものがあります。
タブバー
DropTalkの画面は、上下のバーと、中央の領域の、3つの要素で構成されています。一番下のバーを「タブバー」と呼びます。タブバーには、「キャンバス」「ライブラリ」「設定」の3つのボタンが表示されています。
ナビゲーションバー
画面の一番上のバーを「ナビゲーションバー」と呼びます。ナビゲーションバーには、選択されている画面の名称が中央に表示されます。左右の両端にボタンが表示されることがあり、このボタン表示は、画面によって異なります。
ボタン
タブバーやナビゲーションバーに主に表示される、タップ可能な記号や文字列を「ボタン」と呼びます。ボタンには、タブバーに含まれるキャンバスボタン、ライブラリボタン、設定ボタンや、ナビゲーションバーに含まれる新規ボタン(+)、編集ボタンなどがあります。
キャンバス
「キャンバス」は、DropTalkの中心となるものです。キャンバスには、「シンボル」を配置して、コミュニケーションの手助けをしたり、スケジュールの管理を行うことができます。キャンバスは複数作成することができます。キャンバスには2種類あり、それぞれ「コミュニケーションキャンバス」「スケジュールキャンバス」と呼ばれます。
コミュニケーションキャンバス
「コミュニケーションキャンバス」は、シンボルをタイル状に配置し、タップすることで発する音声によってコミュニケーションの手助けをします。シンボルの配置は1列×2行や2列×3行といった複数のテンプレートから選択することができます。シンボルの行や列は、追加及び削除を行って、好みの配置にすることができます。
また、複数のシンボルを連続して再生する「文章モード」と呼ばれる機能があります。『公園に犬の散歩に行くのは嬉しい』といった文章を表現することができます。
スケジュールキャンバス
「スケジュールキャンバス」は、シンボルを時系列に並べて、一連の行動のスケジュールを構成することができます。シンボルとテキストでスケジュールの内容を表し、時計によってスケジュールの時間を管理します。それぞれのスジュールにはチェックボックスがあり、チェックすることで進捗を確認することができます。
スケジュールの時計には、「時刻」と「タイマー」を設定することができます。それぞれの行動を何分で終わらせるのか、といった時間管理を行うことができます。
ページ
コミュニケーションキャンバスでは、1つのキャンバス内に、複数の「ページ」を作成することができます。ページは、追加及び削除を自由に行うことができます。キャンバス画面をスワイプすることで、ページ間を移動します。
スケジュールキャンバスでは、複数ページの作成はできません。常に1ページのキャンバスです。
ライブラリ
「ライブラリ」には、たくさんのシンボルが収められています。ライブラリを確認するには、タブバーのライブラリボタンをタップして、ライブラリ画面を表示します。
シンボル
「シンボル」は、人や動物、建物や乗り物、植物や風景といった「名称」、座る、立つ、歩くといった「行動」、嬉しい、悲しいといった「気持ち」などを、イラストによってシンボリックに表したものです。単一または組み合わせることで、様々な状態を表現するための素材となります。
DropTalkでは、あらかじめ多数のシンボルがデフォルトとして組み込まれています。これらのシンボルは、その持つ意味を音声で読み上げることができます。自分で用意した画像や音声を取り込んで、新しいシンボルを追加することもできます。
画像はシンボルの一例「感情・感覚」です。このほかにも、さまざまなシンボルがあります。