DropTalk 6.2.3をリリースしました。お手数ですがアップデートをお願いします。6.2.1から6.2.3にかけての変更、修正点は、以下の通りです。
スケッチで作成したシンボルを編集するとき、その内容が消えることのある問題の修正
この問題は、以下の手順でシンボルを編集するときに発生していました。
シンボルを、スケッチを使って編集
→編集を完了
→そのシンボルを、スピーチを使って編集
→編集を完了
→再度そのシンボルを、スケッチを使って編集
→スケッチの内容が消える
スピーチで編集するところを、マイクやミュージックを使って編集した場合も発生していました。つまり音声系の編集を行った後、スケッチの内容が消えていました。
この問題が修正されます。
コミュニケーションキャンバス1×1など、大きいボタンでシンボルを編集したとき、その画像がぼやけることのある問題を修正
大きいボタンの画像の編集を行なった後、これもまた音声系の編集を行うと、その作業後にボタンの画像がぼやけることがありました。これを修正しています。
ページの順序を入れ替えたとき、即座にキャンバスを閉じるとその変更が保存されない問題の修正
キャンバスのページの順番を入れ替えたとき、その後何の編集も行わずに即座にキャンバスを閉じると、変更が保存されずページの順番が戻ってしまう問題がありました。
ページの順番を入れ替えた後にすぐ保存するように修正しました。
スケジュールキャンバスで「スケジュールを追加」にドラッグしたときの問題
スケジュールキャンバスで項目の順番をドラッグして入れ替えるとき、一番下の「スケジュールを追加」の領域までドラッグすると、その行と入れ替わってしまう、その後にクラッシュするという問題がありました。
これをその領域までドラッグできないように修正しました。
いくつか致命的な問題があってご迷惑をおかけしました。スケッチの内容が消える問題は、「キャンバスが消えた!」「作業していたのにその内容がなくなってしまった!」と、多くの報告をいただいておりました。大変まずい状況だと分かっていたのですが、どうやってもこちらで問題を再現することができなかったのです。
一般的にアプリの問題を修正するには、問題の再現手順の確立、というのが大変重要になります。再現手順というのは、こういう操作をしたら100%問題が発生する、という手順です。それがわかればすぐに解決できるのですが、見つけ出すのがとても難しい時があります。
よくある話ですが、開発者の方ではぜんぜん手順が見つからないのに、とあるユーザのところではしょっちゅう発生するということがあります。これは開発側がなまじっかアプリの中身がわかるだけに、ここでは問題が発生しないだろう、こういう操作はしないだろう、という思い込みがあります。そういったエアポケットみたいなところを、別のユーザがあっさり突いてくるという状況だと考えています。
今回の件は、どうにも問題が発生しなかったので、最終的にしらみつぶしに操作していきました。すべての種類のキャンバスに対して、考えられる編集操作の組み合わせのリストを作ります。それを一つずつ潰していって問題を発生させようというものです。
これにより、「シンボルに対してスケッチの編集をして、音声系の編集をして、もう一度スケッチの編集をする」という手順を見つけ出しました。見つかってしまえばなんてことはないのですが、これを得るまでにすごい時間がかかってしまいました。ようやく、キャンバスの編集内容が消えるという致命的な問題を修正できました。
たぶん、まだ問題があるんですよ。メールやクラッシュレポートなどで、問題があることは認識しています。たとえば、ライブラリ画面にシンボルを検索するテキストフィールドがあるのですが、これに絡んで何らかのクラッシュする問題があるはずです。クラッシュレポートからそれが読み取れています。ですが、これも再現しないんですよ。再現しないと、手が出せないのです。
とにかく、今後も問題を潰していきますので、よろしくお願いします。